求人には資格保有者と書かれていることも

日本語教育能力検定試験合格が条件という求人は実はとても多いです。
日本語学校の多くがこの条件を課しているのですが、では日本語教育能力検定試験とはどのような試験なのでしょうか。
こちらは財団法人日本国際教育支援会が主催し、社団法人日本語教育学会が認定しているものです。
しっかりとした団体が用意してくれているという点から、安心感もあるのではないでしょうか。
毎年10月、年に一度開催されています。

結果発表は12月の上旬で、全国6箇所で開催されています。
合格率は毎年20%台を推移しており、いわば狭き門となっています。
なぜ合格率が低いかと言えば試験そのものがとても難しいものだからです。

出題範囲が広い

出題範囲は大きく5項目に分類する事が出来ます。
「社会・文化・地域」「言語と社会」「言語と心理」「言語と教育」「言語一般」に分類されているのですが、ここから更に細分化されているのです。

例えば「社会・文化・地域」は、「世界と日本」「異文化接触」
「日本語教育の歴史と現状」「日本語教員の資質・能力」といった形で分類されているのです。
出題範囲、合格率からも解るかと思われますが、決して興味本位で受験しても合格する事は出来ないと言われているほどの難関資格です。
受験資格そのものは「特に制限しない」と明記されているため、誰でも受験する事が可能ではあります。
誰でも受験するが出来るという事と、合格率は比例しているものではありません。

そのため、独学での合格は厳しいとも言われています。
独学で受験して合格する人もいるようですが、割合としてはかなり稀のようです。
なかなか簡単に合格する事が出来ないのはもちろんですが、受験者は大半が社会人ですので、時間の工面がとても難しいとも言われています。
社会人の場合、お仕事の合間に勉強を行わなければならないのですから、更にハードルが高いものになってしまうのが実情です。
そのため、こちらよりも420時間受講の方が多いと言われています。
ですが、この試験に合格する事が出来るという事は、日本語教師として「即戦力」となる事が出来るとも言えます。

日本語教師として教壇に立つ事に問題がない。
教壇に立っても良いレベルだからこそ合格する事が出来ると言っても決して過言ではないのです。
ですので、日本語教師になりたいと思っている人の中でも、本気で目指している人には良い試験なのかもしれません。

軽い気持ちで日本語教師に興味があるとか、力試し的に受験してみたいと思っているようでは、合格する事が難しいとされています。
試験の実施要綱や出題範囲に関しては日本国際教育支援協会のサイトに掲載されていますので、興味のある方は覗いてみると良いでしょう。

どのような問題が出題されているのかを見て、より一層日本語教師への思いが膨らんだという人もいれば、
モチベーションが怯んでしまったと言う場合もあるかもしれませんので、サイトを見る事で自分自身の本気度をも伺う事が出来るのです。

参考記事1:日本語教師の合格率
参考記事2:日本語教師の試験範囲
参考記事3:独学の厳しさ