文部科学省の「日本語教員養成の標準的カリキュラム」

「420時間以上の日本語の専門教育を受ける」という条件も課せられています。
基準を満たすためには民間スクールが開講している日本語教師養成講座で420時間以上の教育を受ける事になります。
「420時間」と聞くととても長い時間に思う事でしょう。
それだけ日本語教師になる事が難しいという事です。

また、420時間ではありますが、通学制のタイプと通信制があります。
通学する時間がない人でも、通信制であれば時間の工面が容易いのではないでしょうか。
通信制であれば自分のペースで勉強を進める事が出来ます。
通学・通信制双方にメリット・デメリットがありますので、その点を把握した上で自分にはどちらが向いているのかを判断すべきでしょう。

通学のメリットはと言えば、やはり授業を直接受ける事が出来るという点に尽きます。
自分一人の勉強ではニュアンスが解らない事もあるかもしれません。

その場合、ついつい勉強そのものを断念してしまうといったケースもあるのではないでしょうか。
解らない以上、先に進める事が出来ないため、勉強そのものが頓挫してしまったり、
解らない事のおかげでモチベーションそのものが低下してしまうといった事も珍しくなかったりもします。

通学するタイプの学校であれば、解らない事があれば講師に聞く事が出来ます。
直接聞けば、自分一人ではどれだけ考えても解らなかった事が案外簡単に理解出来るケースも珍しくありません。
また、仲間が出来るという点もとても大きなメリットとなるでしょう。

通信制の場合、自分一人で勉強する事になります。
良くも悪くもマイペースに勉強する事が出来るのですが、一人であるがために、ついつい自分に甘えが出てしまう時もあるのではないでしょうか。
仕事が忙しい時や、モチベーションがなかなか上がらない時には「いっか」となってしまう事もあるかもしれません。
ですが通学の場合、やる気が無くとも学校に行けば周りはやる気のある仲間たちが勉強しているのです。
自分も「やらなきゃ」という気持ちにもなるでしょう。
また、進行具合を客観的に理解する事も出来ます。
周囲を見て自分の学習が進んでいるのか遅れているのかを知る事が出来ます。
進んでいるのであれば復習に時間をかけたり、更に理解度を深める時間に充てる事が可能です。
遅れているなら勉強のペースを早くしなければなりません。

このような点も周囲に仲間がいてくれるからこそ解るものであって、通信制で一人で勉強しているとなかなか気付けないものです。
ですが通信制の場合、自分の時間を捻出しやすいという点が挙げられます。
学校に通いたいとは思うものの、学校に通う時間がないと嘆いている人は珍しくありません。
ですが通信制の場合自分の好きな時に勉強に取り組む事が出来ます。
インターネットのおかげでインターネットを利用した授業も行われています。

また、最大のメリットとも言えるのが学費の安さです。
通学の場合、どうしてもそれなりの額を支払わなければならないのです。
金額的な負担もある程度は考慮しなければならないものですが、通信制であれば学費は安いですから、その点では通いやすいと言えるのではないでしょうか。
このように双方共に良い点もあればデメリットとなってしまう点もあります。

自分の環境や性格等を加味した上で、どのような形で勉強すべきかを考えるべきです。
コツコツマイペースが決して苦ではないという人にとっては、通信制も良いでしょう。
自宅ではどうしても勉強のモチベーションが上がらない人、
誘惑に負けてしまうという人は、通信制では通信制に申し込んだだけで満足してしまい、学習そのものが進まないといったケースも考えられます。

どちらが良いか悪いかではなく、結局は自分次第という事になります。
ですが、通信制の場合420時間として認められないケースもあります。
この場合、検定合格が求められるので、その点は注意しなければならない部分です。